KIPA 第1回デザインコンペティション2017 入賞作品発表!
KIPA(関西インテリアプランナー協会)主催の、
「KIPA 第一回デザインコンペティション2017」入選作品が発表されました。
今年のテーマは、「ガラスのインフォメーションセンター」。
海外から日本に訪れた方々へのお問い合わせに対応できるインフォメーションセンターとして
5m×5m×5m の透明ガラスのキューブを想定し、そのインテリアを競うものでした。
駅舎の中、公園の入り口、神社の境内などなど、自由な設置場所を前提とし、
透明キューブ内の機能は、トイレとカウンター(窓口)のみという、
いかにも斬新なデザイン案の公募となりましたが、
京都建築大学校の生徒3名が、見事に入賞を果たしました。
優秀賞 三島 有惟 THE AIR CUBE
水の中でのガラスケース。
水中で美しくガラスケースが浮かぶ姿が思い描かれ、
ダイバーならではの遊びや、情報交換、また緊急時のサポート空間としても
活躍が期待されるデザインとなっています。
講評:審査委員 藤原 英子さん
優秀賞 忽那 映里 ほろ酔いボックス
酒処である灘の地で、日本酒と来訪者をつなぎ、
また人と人とをつなぐという考えが明快なデザインです。
外観については、酒造りをイメージさせる酒樽を、象徴的なモチーフとして扱うと共に、
使用条件であるガラスを、灘の酒を紹介するショーウィンドウとして成立させています。
ただ、紹介や案内を行うだけでなく、味覚をも満足させて、
人と人との交流に繋げるデザインです。
講評:審査委員 石津 勝さん
佳 作 日野 慧 4畳台目の案内所
イメージを、直接的に提案する率直さ・大胆さを評価。
極限の空間を立体的に解き、日本的な空間美に昇華しようという試みは、
可能性を感じるもので、畳の象徴性とカウンターの実利性がどのような意匠に融合されていくか、
実施してみたい思いに駆られます。
講評:審査委員 小梶 吉隆さん