国家資格「建築士」取得後にそれぞれの学生が興味のあるテーマをより深く研究する、選択制の「研究室」を設置。
少人数制を活かして対象を深く掘り下げる高度な研究や設計に日々取り組みます。
これにより建築業界で発展的に活かされる感性やアイデア、プレゼンテーション能力や設計力を鍛え、
建築における総合的能力の向上をめざします。
特色1
担当教授は、社会で実際に活躍するプロ。研究室の教授は、建築やインテリアの分野で実際に活躍しているプロ。時代や社会の情勢やニーズを見据えた実践的な研究を行うことができます。
特色2
意匠系・デザイン系を中心に揃えられた研究室。意匠系・デザイン系を中心とした各研究室は高い専門性を持ち1、2年次での建築・インテリアの基礎の学びを発展的に学ぶことができます。また、相互の情報交換でさらに高度な研究が可能になります。
特色3
町家や歴史的建造物など
京都ならではの研究も。世界的にも名高い古建築や町家など、千年の都としての文化を持つ京都でなければ触れられない建築を学べることも本校の研究室の大きな魅力です。
私が尊敬する先生に勧められ川北ゼミを希望しました。川北先生と出会って空間ディスプレイという夢を見つけ叶えることができました。卒業設計では、私の提案に対し先生からアドバイスをいただき、どんどん完成度が高まっています。
松商学園高校(長野県)出身
(株)船場 内定
川北 英・ 一級建築士
・ インテリアプランナー
・ 京都美術工芸大学教授
・ 元(株)竹中工務店 東京本店 設計部 プリンシパルアーキテクト
・ 元(公財)ギャラリーエークワッド 館長
ここはプロの世界で通用する人材を育成する場です。「良い建築」とは何か。原点に戻って自分の概念を見つけてほしい。そしてどの分野でスペシャリストになれるかを探しだし、自分だけの武器を身につけよう。NO.1ではなく、オンリー1になるために。
青木 一成・ 一級建築士
・ アルファテクトアソシエイツ主宰
総合芸術とも言われる建築を『真に創造する』力を養う為に、人の営みに向かい合う正しい姿勢づくりを学んでいきます。建築的知識のみならず、歴史、哲学、科学、芸術、社会環境、自然・・・人を取り巻く社会のあらゆる要素が我々の生きた教材です。空間を捉える3次元的思考を、時間軸を加えた4次元的思考へと昇華させる為に、これら多視点での思考力を養いつつ3年生までの間で培った学問的知識を、この1年で「活きた知識」へと育て上げていきます。
上島 均・ 一級建築士
・ アーキフィールド建築研究所主宰
歴史や文化などの地域性に合った建物のデザインや機能をはじめ、自分の視点を持つことなど、特に理論的な提案とそれをいかに形として表現するのか。理論ばかりでなく実践を踏まえ、常に『建築・人・社会』の良好な関係を考えていきます。学生たちには、人との出会いや経験を大切にしながら、常に社会の動きをつかみ、日本の未来を作る発想を作品に反映させてくれることを期待しています。
長谷川 健吾・ 一級建築士
・ インテリアプランナー
・ 長谷川健吾建築設計事務所代表
私のゼミでは1年を通して卒業制作を手掛けます。4年間の集大成を作るというよりは、これから社会で活動する上での自身のテーマを見つけてもらいたい。失敗してもいいんです。建築の仕事に就く前の、社会に向けてどうファイティングポーズをとるかを練習する場にしてほしいと考えています。
杏 義啓・ 一級建築士
ドローイング、模型、CG、CADなど、様々なものを使って自分の考えていることをどうやって他人に伝えるかを考えながら、社会に出てからのスキルを学びます。「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが釣り方を教えれば一生食べていける」。この言葉が好きです。答えを覚えるのではなく、答えの見つけ方を一緒に考えるようなゼミにしたいと思っています。
ゼミ活動は、「場所や環境の意味をよく考えること」街を歩き実地に調査し、論文や設計案としてまとめる。「設計は空間言語による著述である」社会問題や私的な物語を自分なりに解釈し建築として構築する「。伝統から受け継ぐものを学ぶこと」町家など伝統的木造について学ぶことで現代的な木造の意匠や構法の理解を深める。以上の観点から設計課題・実測調査・輪読に取り組んでいる。
小笠原 昌敏一級建築士。
小笠原・林建築設計研究室主宰。
私のゼミでは建築の「再生」をテーマに対象を学外にも求め、自由な建築イメージ創りの実践とともに、体験、提案、発表の機会を創っていきます。建築の構想と並行して、課題解決への考え方や建築する人達との会話ツールとして、スケッチドローイングは習慣化したいものです。それは課題解決への道筋を共有する動機付けとなるでしょう。更に社会に潜む課題を感じ取る五感を養いつつ、建築する楽しさや夢を共に語りましょう。
小林 康夫・ 一級建築士
・ 小林康夫・建築設計事務所代表
・ 元(株)竹中工務店 大阪本店設計部
・ 本学院付属施設「京都伝統工芸館」の設計
興味あるテーマやコンペの取り組みなど自ら主体的に課題を設定し、自主的かつ計画的に取り組む。建築を通してモノを考えること、モノをつくること、その楽しさを知ること、経験すること。それが目的です。これまで資格講座で学んできた木造建築については、更に実践的な知識や技能を身につけて建築だけでなく、木そのものの特性や木の育つ山についてなど様々な視点から学ぶ。
小森 博之一級建築士。
小森博之建築設計事務所代表。
建築の本質を理解するために、歴史・文化・美術史・メディア論等を基本とし、総合的な設計や調査能力を学ぶゼミです。建築は環境に由来する技術体系であり、技術が芸術にまで昇華された文化といえます。ランドスケープから伝統・現代建築の表現までを考察し、さらにデザイン戦略までをも検討するプログラムを有しています。また、京都の町家・数寄屋現場見学なども積極的に行います。
北岡 慎也環境事業計画研究所主任研究員。
京都市京町家専門相談員。
奈良国立博物館日本庭園設計監理・東本願寺名勝渉成園保存修理建築設計監理。
現代建築も過去の作品の多元的な解釈の上に展開している。建築設計において歴史を学ぶことの重要性を知るとともに、建築様式への理解と過去の時代を読み解いていくことで建築の本質に触れる。
小林 正子一級建築士。
博士(学術)。
英国建築家C.F.A.ヴォイジー(1857-1941)を研究。
共著書に『図説建築の歴史』『テキスト建築の20世紀』など。
※研究室については変更する場合があります。