卒業作品

音楽公園

音楽から建築を考える

  • 日本建築学会近畿支部主催 「第69回卒業設計コンクール」入選
  • 日本建築家協会近畿支部 「学生卒業設計コンクール」作品集掲載
  • KASD卒業設計制作2015優秀賞

Concept

京都市伏見区桃山町。この町に、伏見桃山城キャッスルランド跡地があり、模擬天守の伏見桃山城が存在する。新たに、音楽公園を計画し、静寂に包まれた場所を活性化させる。残る城の石垣を空間として利用し、公園内には、異なる素材でつくる建築を点在させる。この公園は、思想を形へと変化させ、音楽と建築を掛け合わせた空間を構築していく。

田中 美里Misato Tanaka

杏義啓建築設計研究室
2015年3月卒業
鳥取商業高校(鳥取県)出身

逃げ場のないまち

  • 日本建築学会近畿支部主催「第70回卒業設計コンクール」入選
  • 近代建築社発行「卒業制作2016」掲載
  • KASD卒業設計制作2016最優秀賞

Concept

20世紀初頭、無対象の芸術「スプレマチズム」にたどり着いたロシアの画家、カジミール・マレーヴィチ。彼の絵は、対象物に縛られることのない自由領域の中で生み出され、立体造形となり、やがて空間化された。スプレマチズムの無対象性は「建築」というスケールにリサイズされ、大地震が起こると全てを津波にのみ込まれてしまうこのまちで、山のうえのミュージアムとなる。対象をもたないミュージアムは、内外の人や社会を受け入れ、震災後、仮設住宅として人々の暮らしを包含する。

武田 唯Yui Takeda

杏義啓建築設計研究室
2016年3月卒業
東百舌鳥高校(大阪府)出身

海図の記憶

  • 日本建築学会近畿支部主催「第70回卒業設計コンクール」入選
  • KASD卒業設計制作2016優秀賞

Concept

愛媛県八幡浜市沖新田。極端に平地が少なく、大正時代から土地の確保が進められ、八幡浜の歴史は人の手によってつくられてきた。八幡浜市は人為的な地形の変更により、フェリーターミナルや観光魚市場、住民や観光客の交流施設が誕生した。しかし、無計画に土地を確保したことにより生態系が乱れ漁獲量は低迷し、その結果働き口がなくなり若者の流出がすすんだ。漁師の高齢化により活力が失われ、愛媛県下の中で唯一の過疎化指定を受けるまでになった・・・。地元産業をもりあげつつ海図をもとに海への憧れを取り戻す建築を考える。

矢野 高輝Kouki Yano

杏義啓建築設計研究室
2016年3月卒業
川之石高校(愛媛県)出身

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アール・イマキュレアーティストのための
創作と展示空間への提案

  • 日本建築学会近畿支部主催「第71回卒業設計コンクール」入選
  • 近代建築社発行「卒業制作2017」掲載
  • KASD卒業設計制作2017最優秀賞

Concept

三重県の英虞湾が美しく光る魅力的なロケーションに佐藤さんご夫妻が営むダウン症の人たちのプライベートアトリエがある。彼らの作り出すアートは常識に拘束されることなく自由で個性的、そしてみずみずしい感性に溢れている。無垢な芸術という意味のアール・イマキュレ。オーナーは敷地に彼らが中心となる町を計画している。それを私の卒業設計とした。敷地にはアトリエ、ギャラリー、屋外ギャラリーを中心に様々な用途を落とし込んだ。ダウン症の人たちが中心となり地域の人や海外の人を巻き込んで新たな時間軸を形成していく。

竹内 千速Chihaya Takeuchi

杏義啓建築設計研究室
2017年3月卒業
志摩高校(三重県)出身

アートが変える瀬戸内のくらし

多度津駅再開発計画

  • 近代建築社発行「卒業設計2015」掲載
  • 日本建築家協会近畿支部「学生卒業設計コンクール」作品集掲載
  • 京都建築学生之会 合同卒業設計展「Diploma × KYOTO'15」Day1 ファイナリスト
  • 卒業設計制作2015 最優秀賞

Concept

穏やかな瀬戸内海に面した香川県多度津町。瀬戸内国際芸術祭の開催地に選ばれ、港は活気づいたが、町の中心である駅に賑わいは見られない。この駅をひとつのアート作品であるかのように再開発することで、町おこしの新たな可能性を探る。
そこで「瀬戸の夕凪」と呼ばれる自然現象に力を借りて、天空の鏡を創り出す仕掛けを施す。世界中の自然現象はどんなひとときであれ、同じ風景は生まれない。この巨大なストラクチャーは、その一瞬でしか捉えることのできない風景で街を優しく包み込んでゆく。

渡邊 詩織Shiori Watanabe

長谷川健吾建築設計研究室
2015年3月卒業
坂出高校(香川県)出身

それでも、それでも、海に住む

いのちをつなぐ深緑と群青の物語

  • 日本建築学会設計競技「建築のいのち」タジマ奨励賞
  • 卒業設計2015奨励賞

Concept

津波により被災した土地から人を隔離し、安全のためとコンクリートで覆った先になるがあるのだろうか。被災してなお海に住みたい者達がいる。人と建築と環境の共存を目指し、自然のサイクルに入り込み、生命体となる建築を提案する。
この建築は人の手で育まれ、誕生し、人と共に生き、共に働き、共に死んでいく。親から子へ、子から孫へ遺志は受け継がれ、生命は循環される。

畑中 克哉Katsuya Hatanaka

上島均建築設計研究室
2015年3月卒業
利府高校(宮城県)出身

原型

日本全国の祭りの里帰りの場

  • 日本建築学会近畿支部主催「第68回卒業設計コンクール」入選
  • 卒業設計制作2014 銅賞

Concept

能登半島の付け根に当る石川県寺家町。人口400人程度のこの小さな田舎町の気多神社で毎年12月16日の深夜3時から闇と寒気の中で行われる「鵜祭り」という奇祭が日本の「原型」である、との説があります。
まつりとは神を祀ること、それは言わば「祈り」という神への信仰の証とも言える神聖なる振る舞いでもあります。その振る舞いは「祭り」「奉り」「祀り」「政り」「纏り」などの文字が充てられ、それぞれの地域で独特の姿を形成しながら定着していきました。それは文化であり、生活であり、そしてその地域の歴史そのものなのです。
それらの「原型」というのは、言わば「文化の祖先」とも言えるものであり、敬うべき対象です。そこで非常に小規模に継承されているこの「鵜祭り」を発展的に継承させていくことを目的とし、各地の祭りの『里帰り』の場を構築します。

渋谷 匡利Masatoshi Shibuya

青木一成建築設計研究室
2014年3月卒業
羽咋工業高校(石川県)出身

季節に佇む建築

醸造を中心とした地場風景の構想

  • 近代建築社発行「卒業設計2014」掲載
  • 京都学生之会 合同卒業設計展「Diploma × KYOTO'14」ファイナリスト選出
  • 卒業設計2014 最優秀賞

Concept

計画地は大阪府交野市。衰退しつつある醸造をこの地の新たな風景として再編し、それに加えて醸造の関連産業の集積地となる建築を構想、建物の外周を覆うように整然と並ぶ「外皮」の開閉により、内側に閉ざされがちな醸造の鎮静な雰囲気をまちに対して顕在化させていく。
季節と共に変わる外皮の開閉によるグラデーションはやがてまちの風物詩となり、この地域独自の「醸造のある風景」をつくりだすことで、原風景に佇む建築となる。

山﨑 友也Yuya Yamasaki

青木一成建築設計研究室
2014年3月卒業
茨木西高校(大阪府)出身

Transition and the End of Memory

醸造を中心とした地場風景の構想

  • 京都建築学生之会 合同卒業設計展「Diploma × KYOTO'15」DAY3ファイナリスト
  • 卒業設計制作2015奨励賞

Concept

今住んでいる都市(地域)を含め、建築に対し何の感情も持たない人たちが多くいる。都市の歴史や文化が人々の記憶から風化している。また、生活文化そのものが都市や地域への関心の低下から衰退している。
計画する装置から屈折した周りの環境を見ることで、新たな意思をつくりだすことができる。非日常を体験し、日常的に生活と相対化することで、普段意図していない姿を目に焼き付ける。また、計画の一つとして、都市を構成している多種多様な情報を見る意識が過剰に表現したドローイングにより変わる。自らを含め、これからの都市像に対して様々な意識を持たせる。

森上 高晴Takaharu Morikami

長谷川健吾建築設計研究室
2015年3月卒業
福山工業高校(広島県)出身

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