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【小林康夫・建築ワークショップ研究室】枚方市「市民の森 鏡伝池緑地」の見学会

京都建築大学校・「小林康夫・建築ワークショップ研究室(ゼミ)」では、ゼミ活動の一環として、木造建築物をはじめとした木製の材料がどんな樹木から生み出されるのか知るため、住宅街にありながら様々な樹木が観察できる「市民の森 鏡伝池緑地」と近隣の「継体天皇樟葉宮跡伝承地」を訪れました。


京都府と大阪府の県境に位置する鏡伝池緑地には五月上旬ということもあり、大小様々なこいのぼりが泳いでいました。


今回は自然観察指導員の石橋実先生に帯同レクチャー頂き、樹木にまつわる興味深い話を聞かせて頂きました。


継体天皇樟葉宮跡伝承地に隣接する交野天神社の本殿は平安時代に建立されており、国の重要文化財に指定されています。
屋根は檜皮葺(ひわだぶき)と呼ばれる檜の樹皮を用いたもので、古来より伝わる日本独自の技法です。


赤松や黒松(写真左)といった代表的な松の品種のほか、多行松(写真右)といったあまり聞き慣れない品種も。


道路脇の街路樹や住宅街の庭木にも目をやるといろいろな樹木が息づいています。


石橋先生によると、樹形と幹表⽪の形状、葉の形状、葉脈、花、新芽、実などで樹⽊を特定できるそうです。そういった四季ごとに特徴ある⽇本の樹⽊を植栽計画やランドスケープに⽣かすことができればいいですね。

最後にゼミ⽣が9名参加した反省会では、再度緑化と樹⽊に関する話題に花が咲きました。

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